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【映画】『空に住む』多部未華子さん主演、岩田剛典さんがまさかの！？

2020/10/29 2020/11/02

三代目 J SOUL BROTHERSのライブ神曲として有名な「空に住む～Living in your Sky～」が映画化！色気がありつつも影を感じるスター俳優役に岩田剛典、ヒロインは多部未華子が出演。東京のタワーマンションで偶然にも孤独を抱えた二人が出会い、行き着く先とはー

【ストーリー】
両親との突然の死別をきっかけに、人見知りの愛猫ハルと一緒に都心の高層マンションに住むことになった２８歳の小早川直美（多部未華子）。父親の弟、雅博おじさん（鶴見辰梧）が投資のため所有している部屋を無償で貸してくれたのだ。別の階に住むおじさんと年の離れた妻の明日子（美村里江）は何かと直実を案じ、気を使って訪ねてくれる。直実が務めているのは郊外の古民家をオフィス化した小さな出版社。両親の納骨を終えて仕事復帰した直実を先輩の柏木（高橋洋）や”できちゃった婚”を控えるお腹の大きな後輩の愛子（岸井ゆきの）らはごく自然に迎えてくれた。直実は会社の大きなプロジェクトになかなか関われず、気持ちが焦るのを感じていた。一方、愛子から直実に「お腹の子は妻子ある吉田との不倫関係からできた子」だということを告白される。

ある日、直実はエレベーターで偶然、大スターの時戸森則（岩田剛典）と出会う。2度目に合った時「ねぇ、オムライスを作れる？」と聞かれた直実は思わず彼を部屋に招き入れ、オムライスを作ることに。帰り際にそっと抱き寄せる時戸のぬくもりにときめきを感じてしまう。それから数日後、夜中に時戸から電話が鳴る。「一人で食べきれない量の佐藤錦があるんだけど、今から食べる？」どこかミステリアスでセクシーな時戸のキスを拒めず、彼と一夜を過ごす直実。普通の恋愛関係ではないとわかっているのにどこか哲学者然とした時戸の不思議な魅力にずるずると溺れていく…というストーリー。

直実は両親を失った悲しみを実感できないままタワーマンションに住むことになりますがどこか地に足がつかず、落ち着く場所を探しているように見えます。空にいるようなタワーマンションの部屋と古民家にある出版社を行ったり来たりする姿は空想と現実を往復しているよう。偶然エレベーターで出会った時戸も両親がおらず、孤独という共通点があり直実は親近感を感じます。

岩田剛典が演じる時戸は雲の上の存在で憂いを帯びたセクシーな表情が印象的です。時戸は気が向いたときに直実の前に現れます。雲のようにつかめない彼の魅力に逆らえる人はいるでしょうか？二人の関係はどのように落ち着くのでしょうか。

また愛猫ハルとの絆も必見です。ペットを飼ったことのある方ならその存在がどんなに大きなものか共感できるはず。直実はハルと一緒にいるときだけ自分の気持ちと向き合えます。両親がいなくなった直実に家族と呼べるのはハルだけでした。しかしハルは環境の急激な変化に対応できず、病気になってしまいます。そしてストーリーの最後、ハルのために直実は行動します。孤独から立ち直る姿に勇気を貰う人もいるのではないでしょうか。