【映画】真夜中に始まり朝方に終わる、8時間以上の“眠り”のためのコンサート『SLEEP マックス・リヒターからの招待状』

LAグランドパーク、シドニーのオペラハウス、アントワープの聖母大聖堂、パリ、ベルリン、NY真夜中に始まり、朝方に終わる、8時間以上に及ぶ、“眠り”のためのコンサート。ポスト・クラシカルの天才音楽家マックス・リヒターが贈る奇跡の体験を、90分の映画でお届けする『SLEEP マックス・リヒターからの招待状』が、3月26日(金)新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開。

ストーリー

©2018 Deutsche Grammophon GmbH, Berlin All Rights Reserved 

ある時は、ロサンゼルスの野外のグランドパークで、ある時はシドニーのオペラハウスや、アントワープの聖母大聖堂で、そしてパリ、ベルリン、NY-世界各地の会場で開催された真夜中のコンサート。演奏されるのは、ポスト・クラシカルを代表し、映画『メッセージ』のオープニング&エンディングにドゥニ・ヴィルヌーヴ監督とヨハン・ヨハンソンが楽曲を起用したことでも有名な天才音楽家マックス・リヒターによる“眠り”のための楽曲「SLEEP」。

脳科学者デイヴィッド・イーグルマンへのリサーチのもと作られた8時間以上にも及ぶ楽曲が丸ごと、真夜中から明け方にかけて演奏され、観客は会場に並べられたベッドに横になって眠ることも、歩き回ることも自由。そんな驚くべきイベント「SLEEP」の全貌が、マックス・リヒターとプロジェクトを支え公私にわたるパートナー、ユリア・マールのインタビューと共に描かれる。まるで、観客も実際にコンサートに参加したかのような、極上の癒しと覚醒を体感する、奇跡のドキュメンタリーが誕生。

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©2018 Deutsche Grammophon GmbH, Berlin All Rights Reserved 

劇中では、眠りのための科学的視点を交え作曲された子守唄のような心地よい音楽が終始流れています。眠気を誘い、普段いかに時間に追われ、眠りを疎かにしているのか気がつく視聴者も多いはず。これはいっそ映画館でみながら寝てしまっても、価値がある映画。退屈で眠るのではなく、音楽を楽しみ、眠りという芸術に誘うような作品です。

8時間睡眠が推奨されているため、8時間の演奏曲と思いますが、200ページにも及ぶ楽譜の演奏曲を作ることは並大抵のことではありません。眠気を誘う曲なだけにリヒター本人も眠気と戦いながら、作曲するのにかなり苦労したのではないでしょうか。演奏会という目に見えず形が残らないものに情熱を捧げたリヒターは、“本当に作りたいものなら売れなくても構わない”という信念を持っており、演奏会が終わりに近づいた夜明け頃に観客を見て、満足そうな笑みを浮かべていました。その様子は、映画をご覧になって確認してみてください。

公開情報

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■『SLEEP マックス・リヒターからの招待状』
URL:https://max-sleep.com/
©2018 Deutsche Grammophon GmbH, Berlin All Rights Reserved 
3月26日(金)新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開。
監督:ナタリー・ジョンズ
出演:マックス・リヒター、ユリア・マール、(ソプラノ)グレース・デイヴィッドソン、(チェロ)エミリー・ブラウサ、クラリス・ジェンセン、(ヴィオラ)イザベル・ヘイゲン、(ヴァイオリン)ベン・ラッセル、アンドリュー・トール

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