【映画】マンハッタン島完全封鎖！チャドウィック・ボーズマン主演『２１ブリッジ』

MCU（マーベル・シネマティック・ユニバース）の主演作『ブラックパンサー』で世界中に多大な評価を受け、2020年8月に43歳の若さで惜しくもこの世を去ったチャドウィック・ボーズマンが、主演に留まらずプロデュースにも加わった本作『２１ブリッジ』が4月９日（金）より全国順次ロードショーとなります。警官殺しの強盗犯を追跡するために、ニューヨーク・マンハッタン島にかかる21の橋を全て封鎖する！このシンプルにして大胆なアイデアを核に、たった一夜の出来事がスリリングかつダイナミックに展開するクライムアクションを劇場でお楽しみください。

ストーリー

ニューヨーク市警（NYPD）の殺人課に所属するアンドレ・デイビス刑事（チャドウィック・ボーズマン）は、同じ警官だった亡き父親への想いを胸に、忙しい日々を過ごしていた。そんな折、真夜中に事件が発生。大量のコカインを奪って逃げた犯人2人組が、現場を去る前に警察官を殺害したのだ。NYPD85分署のマッケナ署長（Ｊ・K・シモンズ）の指令により、アンドレは麻薬取締班のフランキー刑事（シエナ・ミラー）と組んで捜査を開始。

そしてマンハッタン島に掛かる21の橋すべてを封鎖し、追い詰める作戦に出た。ただし時間は午前5時まで。夜明けまでには犯人の居場所を突き止め、逮捕しなければならない。だがアンドレは追跡を進めるうち、表向きの事件とはまったく別の陰謀があることを悟る。果たしてその真実とは！？――というストーリーです。

マンハッタン島完全封鎖のストーリーに惚れ込んだチャドウィック

本作の魅力の一つに、故チャドウィックが生前に惚れ込んだというストーリーがあります。そのストーリーの主軸となるのは、二人組の強盗殺人犯を短時間で追い込む為に、ニューヨーク州の中心都市とも言えるマンハッタン島を完全封鎖するという得てして過剰とも思われそうなアイデアなのですが、その責任重大な判断を即決するデイビス刑事やその案にすんなり同調する周りの警察関係者達。その熱量の理由は「警官殺し」であるということが大きな要因となっています。アメリカでの警官殺しは日本で考える罪の重さとは比ではないぐらいの重罪とされ、下される判決も極めて厳しいものとなります。

それを踏まえて鑑賞すると犯人を追い立てようと熱くなるデイビス刑事やマッケナ署長達の熱量も理解しやすいかもしれません。そして本作のみどころはそれだけに留まらず、デイビス刑事が捜査を進めるうちに徐々に判明する陰謀。その内容はアメリカが今抱えている問題に警鐘を鳴らしたメッセージのようにも思えます。ぜひ劇場でご覧下さい。

公開情報

■『２１ブリッジ』
URL：http://www.21bridges.jp/
4月９日（金）より全国順次ロードショー
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配給：ショウゲート
監督︓ブライアン・カーク 「ゲーム・オブ・スローンズ」、『マイ・ボーイ・ジャック』(07)
製作︓ジョー・ルッソ＆アンソニー・ルッソ
『アベンジャーズ／エンドゲーム』(19)、『シビル・ウォー／キャプテン・アメリカ』(16)
出演︓チャドウィック・ボーズマン、シエナ・ミラー、テイラー・キッチュ、J・K・シモンズほか